挿絵の仕事

岸田真理子のイラストレーションの仕事から、2つを選んでスライドショーにまとめました。

週刊金曜日「自我作古」

[故筑紫哲也氏の連載コラム]

故筑紫哲也氏が長年に渡って週刊金曜日に発表したコラム「自我作古」のためのイラストレーションを、岸田真理子は1997年から最終回までの10年間担当していました。
筆者は氏のお仕事をあまり詳しくは知らないのですが、文章を読み返すに常に当事者感覚を持って真摯に世界に向かわれた人物であったことは確かだと思います。
コラムの内容は知らずに描いた岸田のイラストを原稿に組み合わせるという少々変わったスタイルでありながら、ふしぎとまとまりがあったのはジャーナリストである筑紫氏と画家である岸田の間に「一個人として世界に真摯である」という共通点があるからかもしれません。
300点以上に及ぶ膨大なイラストの中から60点あまりを選んで、スライドショーにしました。純粋に作品として描かれるものとはまた別の角度から岸田真理子の世界を感じられ興味深いものがあります。

週刊金曜日イラストスライドショー

掲載誌面のコピーをスキャンした画像です。Googleのフォトアルバムを利用しています。

朝日新聞「長針短針」

[学芸面コラム]

1999年4月から2000年3月までの1年間、朝日新聞金曜日朝刊の学芸面コラム「長針短針」のためのイラストレーションを岸田真理子が担当しました。
このイラスト原画からは、銅版画(エッチング)が多数制作されています。作品のほとんどはおおよそはがきサイズでけして大きくはありませんが、深く奥行きのある世界がこまやかに描きこまれていて、1点1点がまるで叙事詩のような広がりを感じさせます。
そのうちの16点を選び、もとになったイラストと銅版画をあわせてご覧いただけるスライドショーにしました(イラスト画像→銅版画作品画像の順に、16組続けて表示されます)。
お好きな作品のところでスライドをストップさせることもできますので、どうぞごゆっくりご覧いただければと思います。

朝日新聞イラストスライドショー

イラスト画像は掲載紙面のコピーをスキャンしたものです。Googleのフォトアルバムを利用しています。

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